2011-01-01から1年間の記事一覧

それは私のこと?

今年は、すごく早かった。 やり残したこともあるけれど、振り返ってみたら、いまの自分の持てる条件のなかでは健闘したのではないかと思える一年でもあった。12月の初めに、ある人形劇をNPOの会でやってもらったのだが、演じるYさんは小学生がそのまま大…

あまりに 自然に言うものだから

「あんなぁ、ぼく今日3さつかりるわ。」あんまり自然にY君が言うものだから、「そうなん。」と頷きそうになった私。 でも、Y君は3年生だし、「もう1冊借りられる券」の取組もしてないしな。春の子ども読書の日のクイズに答えてくれたのは、Y君ではなかっ…

ふたたび出会えて

もう何年も前、国語の単元の読み広げで命の大切さを描いた絵本を紹介してほしいと依頼され、探したなかで「かえるくんととりのうた」(セーラー出版)という絵本があった。 これはマックス・ベルジュイスが作者で、かえるくんのシリーズになっているのだが、…

学祭にぶらり

友達の息子が京大生で、一度学祭に行きたかったのだがなかなか実現しなかった。 そうこうしているうちに、彼ももう最終回生。 あの時計台を見ないと…ということで、友達と京大へ行く。熊野神社から百万遍にかけては、通りの木々もすっかり黄色で雰囲気満点。…

なるほどな

最近、図書室にある古い本から探索し、読んでみるのがマイブームになっている。 そのなかの1冊、「ミリ子は負けない」(寺村輝夫/作 フォア文庫 初版は1979)のあとがきにとても共感することが書いてあった。 宮川ひろさんが書いているのだが、寺村さんが語…

図書館で借りて

「絵本 マボロシの鳥」(太田光/作 藤城清治/影絵 講談社)とにかく藤城さんの影絵に圧倒される。 ただきれいなだけでなく、魔人チカプーの不気味な登場、「マボロシの鳥」の妖しい美しさ、オリオン劇場の強欲支配人のふてぶてしさ…。いきいきとした絵が、…

大人は大人 子どもは子ども

この本は1996年出版となっているけど、作者の経歴を見ると1908〜1987だから、おそらくずっと昔に書かれたものではないだろうか。 1993年に「母の友」に訳出、連載されたものらしい。なぜ年代にこだわるかというと、いまの人が書くものじゃない魅力を感じるか…

好きな者にはたまらない

生姜、お好きですか?永谷園から出ているこんな、しょうゆだれにつかったきざみ生姜を見つけました。 おにぎりにすると、これがまたおいしいのです。あとをひく生姜のぴりっとした味が、たまりません。好きじゃない人にはやたらピリピリするだろうし、好きな…

今年ははやい?

今年も図書委員会の読書の取組、「10冊読んだらしおりプレゼント」が始まった。 今年は、1年生もはりきっている。 休み時間ごとに来てはたどたどしくルールを確認し、借りて返してまた借りて…。はじめてまだ一週間もたってないんだけど…なんとしおりゲットし…

わくわく一日体験

今年も5年生の林間学習の季節がやってきた。 去年と同じく、留守中の図書当番を4年生につとめてもらおうと思い、提案する。4年生はどちらのクラスも、顔がぱあっと輝き「やる、やる!」。「何するか知ってる?」 「知ってる!」よっしゃァ〜とポーズを決めて…

ブームの気配

「ねえパパのおはなし聞かせて」 「じゃあ、パパがスニーカーだった頃の話をしようか」 「え〜〜〜!!」 この叫びは、聞き手の子どもたち。 スニーカーなんて。 どういうこと? 意外性で心をガッチリつかんでしまう角野栄子の幼年童話「パパのおはなしきか…

むくむく元気が

かかわっているNPOには、地主さんのご厚意でお借りしている山の一角があり、そこをフィールドとして自然に触れる活動をしている。 この連休に、小学生たちが山テントを張り一泊する企画があった。私は2日目からの手伝い。 5時に起き、6時半には現地へ。 …

ああ、チーちゃん

昨日仕事帰りに寄った図書館で、美術・工芸あたりの棚で見つけた「昭和のリカちゃんの歴史」のような本。 そしたら、「チーちゃん」だって。なつかしい!1969年から発売だそうだ。 チーちゃんは、「リカちゃんファミリー」だったのか。このお人形、持ってた…

おばあちゃんと会う

信号待ってたら、おばあちゃんがふーふー言って歩いてきて、ちょうど目があった。 そのタイミングが、すご〜く自然だったので、思わずにっこり笑いかけた。 するとおばあちゃんもすご〜く自然に、 「寒ぅなりましたな。」 私も、 「そうですねえ。」 「この…

月に住んでいるのは

月に住んでるのはうさぎって思ってたのは、日本人だから? 何でも、ヨーロッパでは月おとこが住んでるそうな。他にも、いろんな説があるのかな。 先日、「月おとこ」(トミー・ウンゲラー/作・絵 田村隆一/訳 評論社)を1〜4年生に読んだ時のこと。 低学…

また今日から

気がつけば、ずっと更新していなかった…。今日はのんびりした一日が過ごせて、やっとブログに向かう気分になれたんだ。ここ数日で急に寒くなったものだから、ちょっとずつ秋服を出していたのでは間に合わない。今日は衣替えをした。ああ、これは何年も着てな…

頭上を踊る神さま

糸あやつり人形劇団かわせみ座の公演を観に行った。いいだ人形劇フェスタで二度ほど観ているが、京都公演はおそらく初めて。 とてもとても繊細な人形の動きで、前列で観るのとそうでないのとでは大違いなので、仕事を出来るだけ早く切り上げて会場へ向かう。…

ぶらり 洛北の本屋へ

NPOの活動の仲間、Sさんと「恵文社一乗寺店」に行ってきた。恵文社(けいぶんしゃ)とは京都市内に三店舗持つ本屋なのだが、特にこの一乗寺店は有名で、独特な本の配置や本以外の雑貨・文具なども多く置かれていて何通りにも楽しめる空間なのだ。一度行って…

夏のおはなし

ネムリコちゃんは、1年生です。 夏休みに学校のプールに通っていました。 まだ、浮いてちょっとバタバタして何メーターか泳げるくらいです。 まだスイミングスクールというものが、普及していなかった頃のことです。 先生が横の幅は12メートルだよ、と教えて…

ぬくの、手伝って!

朝、図書室の戸を開けるなり「なあなあ、どんな人形作るの?」と言いながら入ってきた子どもたち。先日終わりに告知したから、それを聞いていて翌日来た子もいるが、久しぶりに顔を見る子も多い。図書だよりで「人形劇だから」と選んで来たのだろうか。 授業…

うんとこしょ、どっこいしょ

来週からの夏休み図書室開放でする、大きなかぶのテーブルシアター。 5年ほど前に、本を見て少しアレンジを加えつくったもの。 つくるのは好きだけれど、心底ってわけではない。 なぜなら、創作意欲の嵐がすごい勢いで吹き荒れ、そして去っていくから…私の場…

さあ、仕事です

お休みはおしまい。 また、日常に戻ります。 夫の仕事がらなかなかお盆に帰れない反面、いつも渋滞ラッシュは避けられていたのに、今年は久しぶりにお盆に帰省することになったのでまさにど真ん中! 運転は夫と娘に任せ、車に弱い私は後部座席でひたすら寝る…

ひょんなところで

お芝居の公演が近づいてきたので、チケットを届けにMちゃんの車で郵便屋さんをしていたのだけど…。あれ、横をチャりで走っているのは、うちのガッコのDじゃないの?窓から「お〜い、D!」と手をふる私。 気がつくD。 ちょっと恥ずかしそうに手を振り返してく…

見つけたのに

今年も、古本まつりに行ってきた。 京都古書研究会が主催するこのまつりは年3回あるが、夏の下鴨神社が一番風情があって好きだ。 境内のメインストリートに、かなりの樹齢の木が生い茂り、強い日差しを葉っぱがさえぎってくれている。 それでも、気温35度を…

夏休みのなかで

毎年の夏休みは、もっと充電期間じゃなかったっけ? …とわが暮らしをふりかえる、が…。私のかかわるNPOの鑑賞事業が、例年の時期より一カ月遅く8月の終わりになっているので、なんだかんだと仕事が終わらないのだ。 いつもは海の日前後の実施なので、それま…

今年のイチバン

遠出した電車の中で読んでいた「なかないで、毒きのこちゃん」(デイジー・ムラースコヴァー/作・絵 関沢明子/訳 理論社)。 最初はなかなか文章が頭の中に入ってこなかったんだけど…。 途中から俄然面白くなってきて、「クマにはわからない」でにやにや。…

ずっと忘れていたのに

「なったらよかったのに…。」 突然のR君の言葉に、すぐ返事が出来なかった。「太陽の木の枝」という絵本をブックトークのなかで紹介したのだが、連作集でも出ているよともう一冊を出した。私は子どもの頃、この「太陽の木の枝」と「きりの国の女王」(フィツ…

どういうことだ

2学期に「一つの花」に関連したブックトークをするので、まず今西佑行の著作をたくさん読むことからしようと図書館へ行った。そしたら、ほとんど閉架図書であることがわかった。 書架には、「一つの花」の入ってる短編集と何冊かがあるくらい。貸し出しがな…

夏休みの前に

終わった、終わった。 「子どもの生活のなかに 本とのつきあいを〜いろんな感情が生まれる追体験を 本の世界で〜」というテーマでお話をさせていただいた。1時間20分ほど本を紹介しながら話して、あと30分は質疑応答。最後の10分は落語絵本「犬の目」を読み…

つぶやき

学童の先生たちへ本の話をしてちょうだいと言われ、軽く「はいはい」と引き受けたら…あと1週間で当日が来ちゃう〜〜もっと先のはずだったのに。どうしてもう7月なの(@_@)話す柱を立てたあと、とにかく考えていることを打ち出している。 夜中だったり、早朝だ…