2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

よろしい、しめますぞ

年とともに1年が過ぎるのが早くこわいくらいだが、今年は特に早かった。自分の読んだ本、子どもたちと読み合った本、図書室のこと、身の回りのこと、その時は確かに感じているのに忘れていくように思い、それが怖くなっていた頃。そんな時に、ブログを始め…

読むことは生きること

父が病気で亡くなってしまった朋子は、母が生計を立てるため東京で洋裁の専門学校で学ぶことになり、岡山から離れ、母は東京へ、自分は神戸の叔母の家へと1年間別々に暮らすことになる。 これは、12歳の朋子が伯父・叔母・ローザおばあちゃま・家政婦の米…

もう2学期もおわり

いま5年生の本好きな子たちのなかで、新しく入った「天山の巫女ソニン」が人気。全5巻で、冬休み用にとトップの子が今日4・5巻を借りていく。ほんとはその子は、4巻を読み終わるはずだったのだが終了せず、休みをまたがることになった。 既に3巻目を読…

サニー文庫でブックトーク

サニー文庫スタートの19日、ブックトークをした。 タイトルは「この大切なもの…sunny」。 sunny=日のあたるという意味から、太陽・晴れの日・日向ぼっこ・川遊び・キャンプとイメージをひろげて、絵本や物語を7冊紹介した。どういった層の人たちが来るのか…

シュールさを共有

このところ新しくきた本を図書の時間に順番に読んでいる。 選書は基本は実際に書店や図書館で手にとって確かめたものや、司書仲間たちの評判なども参考にして購入するが、注目する作家の新作や一度読んでみたいものなどは、実物が来て初御対面ということもあ…

ふ・ゆ・や・す・み

5時間目は、特別支援学級の子どもたちとの時間。「とっておきの詩」(村上しいこ/作 市居みか/絵 PHP研究所)は絵本ではなく童話だが、絵も多いし読めると思い始めた。 北森先生の言葉遊びの勉強を受けて、いろんな詩を主人公の男の子が考えだす。それ…

「道程」なんだな

「獣の奏者」Ⅲ探究編Ⅳ完結編をやっと読み終わった。 途中で何度も涙ぐんでしまった。「わたしがしてきたことは、なにか意味があるかしら。わたしは、なにか、できたのかしら」 答えなどないのだと思いながらも、問いかけるエリン。ここまでは、私もよくする…

愛すべき林さん

この「最後の夏休み 〜はじまりの一滴をめざして〜」(三輪裕子/作 佐藤真紀子/絵 あかね書房)は4年生の単元で浄水場や下水場を学ぶ時にブックトークを頼まれるのだが、よく入れる一冊だ。 多摩川の源流をめざして、キャンプを計画し実行する子どもたち…

女たちの物語

駅前の本屋でなんかないかなと探す。 私は、やっぱり本屋で実物を見て買うのが好き。本屋そのものが好きなのかしら。 この「るり姉」(椰月美智子/作 双葉社)は、表紙の絵の感じと帯に神宮輝夫さんが推薦していたので購入した。 神宮さんの名が帯に出るっ…