2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

探し物はなかったけれど、かわりに

久しぶりに母のところに行ったついでに、押入れを物色してきた。 母の物持ちのいいことといったら驚く。大小の箱にひとつひとつ名称をつけて残している。 大人になってから思いだしたときに、ふらりと押入れを開け過去と対面する私。 小学生の時の通知表に始…

音がやさしくふりそそぐ

奈良県大和郡山市にあるやまと郡山城ホールにロバの音楽座の公演を観に行ってきた。 ロバの音楽座は、中世・ルネサンス時代の古楽器や世界の珍しい楽器、そして手作り楽器などを使用し独自の世界観で活動を続ける団体で、一度その音を聞くと忘れられない。久…

オートミール食べた〜い

今日は、学級閉鎖だったため2週間ぶりに会った1年生の片方のクラス。 「久しぶりだねえ、みんな。」と言うと拍手が出てびっくり。「前に読んだ『もぐてんさん』って覚えてる?」 「おぼえてる。」 「もぐらがおっきくなったりちいちゃくなったりするやつ。…

熱は出ても元気 そのわけは

この連休は、私のかかわるNPOが岐阜県の劇団なんじゃもんじゃさんを呼んで3日間4ステージの公演をして付き添っていたため、あっという間に終わってしまった。 で、祭りのあと的な疲れに加え、昨日インフルエンザの予防接種をしたもんだから、なんとなく…

まだまだ

今日の1年生の本は「どんくまさんのぱん」(蔵冨千鶴子/作 柿本幸造/絵 至光社)。 昨日、文庫の打ち合わせで話していた時に彼女が大好きな「どんくまさん」シリーズを見せてもらって、色あいの素晴らしさと至光社の装丁の丁寧さにまいってしまい、これで…

ただいま進行中

自分の自宅のスペースを開放して文庫を開きたいと思うある方とめぐりあって、いま開設に向けて一緒に準備しています。 縁側でお茶を飲むようにゆっくり本を楽しむ、そんな居場所になったら、という彼女の想いに共感し、私の出来ることをお手伝いしようという…

2冊読んでわかったこと

以前に絵本「クラウディアのいのり」(村尾靖子/作 小林 豊/絵 ポプラ社)を読んだ時にこれが事実であることに衝撃を受け、クラウディアの気持ちを考えると気が遠くなりそうだった。でも、心の奥に日本での奥さんはどう思っているのだろうというのが残って…

悩め、生きよハムレット

「大阪ハムレット」。 前情報なしに観たので、こんな映画だとは予想外だった。 松坂恵子演じる主人公が家族を振り回して奔放に生きるストーリーだと思ってたな。全然違った。 確かに奔放には生きてるんだけど、母の存在がちゃんと子どもたちにとってかけがえ…

絵本の世界に遊ぶ

「もぐてんさん」(やぎたみこ/作・絵 岩崎書店)は去年本屋で見つけ買った本だが、低学年に読むととても喜んだ。 がんちゃんちの庭にあらわれたもぐてんさんは、自分の身体を大小自由に変えられるだけでなく、がんちゃん一家も小さくしてくれる。「みぎて…

マトリョーシカに出会う

先日立命館大学の方まで行くことがあり、バス停「衣笠校前」で降りて歩いていたら、かわいいお店の前を通った。 すると一緒に歩いていた友達が、「この店ロシアや東欧の雑貨が置いてあっていいよ。」というので、時間もなかったが「ちょっとだけ!」中に入っ…

ベロニカに思う

「みんなのベロニカ」(ロジャー・デュボアザン作・絵 童話館出版)を読んだらデュボアザンが少しわかったような気がした。 「めうしのジャスミン」はジャスミンに視点が集中してるので、脇の動物たちの個々の印象は弱いのだけど、「ベロニカ」はもっとてい…

尻上がりに楽しくなって

「パトカーのピーすけ」(さがらあつこ/作 やぎゅうげんいちろう/絵 福音館書店) 3年生の図書の時間。 少し幼いかなと思いながら、柳生さん描くピーすけが動きがありとてもよいので、元気なこの学年に絶対合うと思い、この本を選ぶ。 物語がはじまると車…

絵本を再現

「くれよんのくろくん」(なかやみわ/作・絵 童心社)のクライマックス。 いろんな色のくれよんたちがぬりたくった上をくろくんが頭をすべらせてビュービュー書いていく。 そして真っ黒になった画用紙をシャープペンのお兄さんがツツツーっと書いていくと……

学校図書館の現状が社説に

今朝の朝日新聞社説に学校図書館のことが載っていた。 現場の当事者としてはまったくその通りで、一日も早く学校司書をすべての学校に置いてほしい。 また長く継続して勤められる労働条件を整えてほしい。学校図書館に「人」が必要だというのは、かなうかど…

商談成立

そうじの後のかすかな空き時間にやってきた6年生の彼。 ぼそっと、「先生、獣の奏者の続き出たやろ。」 ああ、この子は5年生の最後に1.2巻を読んだんだっけ。 3年近くの時期を経て、この夏ついに3・4巻が出たのだ。 上橋ファンは全国でも多いので、…

あこがれの人

今夜は雨がふっていて、家族は誰もいず私ひとりだ。 少しさみしい気分なので、元気の出る本をと思い本棚から出したのが「めうしのジャスミン」(ロジャー・デュボアザン/作・絵 童話館出版)。 ジャスミンはある日、羽かざりのついた帽子を見つけおおいに気…