2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

おおかみじゃない?

新見解、誕生!今日の読書クラブで、私は「やっぱりおおかみ」を紹介してみた。 読み聞かせした後、K君が「こういう終わり方かぁ…」と言うので、 「どんな風にもとれるよね。先生は、さみしいけど、自分はやっぱりおおかみ。自分として生きるしかないって、…

おおかみはおおかみ

自分一匹しか、おおかみがいない町。 「どこかにだれかいないかな」町をさまようおおかみ。うさぎやぶたやしかは、いっぱいいるのに、おおかみだけがいない。「け」おおかみがつぶやく言葉は、これだけ。強がったり、うそぶいたり、さみしかったりする、この…

うれしいんだけど

図書委員会は5年生ですることになっていて、一年間活動する中で親しくなるし教室も一番近いので、日常的に図書室に来る機会も多い。けれど6年生になると教室も少し離れ、最高学年として学校で役割を持つことも多く、休み時間もあまり来なくなる。 5年生の…

好きになったらまっしぐら

朝、子どもたちが来る前に図書室内の棚の本を整理していて、一冊の絵本をふと取り出した。 「すきすきだいすき」(ピョートル・ウィルコン/作 ヨゼフ・ウィルコン/絵 セーラー出版)。えらく直接的なタイトルだなあ。題名が気になったのだ。 表紙は、人間…

会っちゃった

週末の夜、法事で京都に来られていたnanacoさんとお会いした。行動するまでは結構悩むけれど、決めたら流れに身を任せる風来坊のような私だが、待ち合わせのホテルに向かう段になるとさすがにドキドキしてきた。でもお顔を見てお話がはじまると、ああ、やっ…

自分の体験と物語を重ねて

「絵本の本」(中村柾子/著 福音館書店)を読んでいたら、「物語の奥行き」という言葉が出てきて、いつも思う「物語に自分が入り込む隙間がある」ことについて論じられていておおいに共感した。「日常の中にも非日常への入り口がたくさんあって、一枚の布だ…

文庫のあとでおはなし会

今日のサニー文庫は、久しぶりのいい天気。 中庭を開け放して、いい風が入ってきていた。3組の親子がそれぞれ我が子に本を読んだり、よその子にせがまれて読んであげたりと、ゆったりした時間が流れていった。赤ちゃんのKちゃんが人気で、大人から見ると充…

どうやって泳いだの?

サニー文庫で貸してもらった「みどりいろのバス」(ジョン・シャロン/作 こだまともこ/訳 ほるぷ出版)。 一目読んだ時から、バスからころころと落ちる音楽隊たちや、きんぽうげが大好きなおじいさんうまが大好きになった。 そして、なんといってもアイス…

ようこそ 小さいいきものさん

カタログで見ていて前から「にわのちいさななかまたち」(A・クリングス/作 奥本大三郎/訳 岩波書店)がほしかったのだが、ちょっと幼児向けかなあという感じもし、なかなかふんぎりがつかなかった。 でも、昨年図書予算が多くついたこともあり、図鑑好き…

夜中の楽しみ

夜中にやっと自分の時間が出来ると、最近は詩をよむことが多くなった。 それも、小さく声に出して読んでみる。 昔買った古い文庫本の時もあるし、図書館から借りたきれいな装丁の本の時もある。同じものをいくつか読んで、ほっとして寝る日もある。最近読ん…