おおかみじゃない?

新見解、誕生!

今日の読書クラブで、私は「やっぱりおおかみ」を紹介してみた。
読み聞かせした後、

K君が「こういう終わり方かぁ…」と言うので、
「どんな風にもとれるよね。先生は、さみしいけど、自分はやっぱりおおかみ。自分として生きるしかないって、覚悟も感じるな。」
と、私はこたえた。

するとK君は、こう言うのだ。
「もしかして、おおかみじゃないとか。」
「え?どういうこと?」
「自分がひとり違うおおかみって思ってるだけで、実はぶただったりして。」
「え〜〜〜!」
私は、驚き、ちょっと興奮してしまった。

「それ、ありかも。やぎだったりして。」
「うんうん。」


K君、すごい見解。
そういう見方があったっていいよなあ。

現実はおおかみじゃない動物なのに、自分はひとりぼっちって思ってる「おおかみ」。


やっぱり読書クラブはおもしろい。
こう返されるとは思ってもみず、自分のイメージが破られたことが新鮮だった。

K君、半年よろしくね。
本の友だちだよ、君は。