2016-01-01から1年間の記事一覧

読んでから観た場合

この夏、映画「怒り」が毎日のように宣伝され、書店には本が並べられ…。 そうか、「悪人」の吉田修一かとやっと結びつき、本を読みました。そして、先日映画も観てきました。とにかく豪華キャストで、原作のイメージと結びつかなかった宮崎あおいが「お父ち…

8月に読む

昨年買っていながら読めていなかったのを、1年遅れでようやく手に取った。 角野栄子の「トンネルの森 1945」(角川書店)。私や、私とかかわる子どもたちにとって親しい存在である「リンゴちゃん」の作者だ。もちろん世の中的には、「魔女の宅急便」の…

今年も行ってきた

今年の夏は、いつにもまして暑い。 昼間に出歩いていると、くらくらしてくる。でも、やっぱりこの時期はここに行かなくては。 恒例「古本まつり」に出かけてきました。もう今年で29回目なんだそうです。私は学生の時に、この古本市でバイトしたことがある…

大人になってわかったグリーン・ノウ

L・M・ボストンのグリーン・ノウ物語は、子どもの頃には既に出版されていた。 イギリスのファンタジーが好きだった私にとっては、評論社の趣たっぷりなすてきな挿絵の、この物語は読んでみたい作品だった。 中学に入ってから読み始めてみたのだが、私には最…

冬のさなかに

自転車族の私は、風が直撃! つらい季節です。 でも、これが冬なんだものね。 これを通り過ぎないと、春はこない。 当たり前のつらさを受け取らないといけないか…年とともにこんな風に思う自分がいます。冬に咲く花が好きです。 小さなつぼみに、がんばれと…

おめでとうさん

昨年は、秋から年末にかけて怒涛のように過ぎていった。 年を取るにつれて、こののしかかかるような仕事の重なりを乗り切るのがつらくなる。 12月上旬にようやくひと段落ついたが、それまでの忙しさからくる虚脱感から抜け出すのに時間がかかり、気がつけば…