さあ、仕事です

お休みはおしまい。
また、日常に戻ります。


夫の仕事がらなかなかお盆に帰れない反面、いつも渋滞ラッシュは避けられていたのに、今年は久しぶりにお盆に帰省することになったのでまさにど真ん中!
運転は夫と娘に任せ、車に弱い私は後部座席でひたすら寝る・寝る・寝る…。
のんきに寝てると思うでしょう。
でも、酔わない秘訣は「寝る」しかないのですよ。
酔いやすい者の「傾向と対策」。これは当事者しかわからへんのやろなぁ。


でも、京都から松本まで5時間…お盆にしてはいけた方だよね。
朝早く出たのが良かったです。


お墓掃除もしたし、お気に入りの農産物産直店(上田市丸子の「あさつゆ」)にも行けたし、おやきも、くるみうどんも食べられたし。


そうそう、このくるみうどん。
「盛りうどん」なんですが、つゆに摩り下ろしたくるみが入ってるのです。あらく摩ったくるみの香ばしさが、とてもおいしいのです。
長野では、くるみをよく料理に使うようです。
おはぎの“あん”にくるみを使うことを、私は大人になってから知りました。
郷土料理って、地方にいくほどおもしろいな〜と思います。




そして読書は、図書館から借りてきた今西佑行をずっと読んでいました。これが想像以上に夢中になり、時に涙したり笑ったり、司書の眼になって「これはブックトークに使おう」と思ったり、もうそれも忘れてただただ読みふける幸せを感じたり…。
そのなかで感じたこと。
自然と暮らす人間を今西さんは、繰り返し描いています。
自然の厳しさに対峙にながらも、教えられ、共存していくのです。

そして、弱い者に対するあたたかな目。

時代に翻弄され、なんとか生きながらえて今西作品の主人公たちは、その都度思い悩む。
弱いものをただただ包み込むのでは、ないんだな。
弱さゆえの、妬みや反抗や舞い上がり…そんな人間の持つ姿をじっくり見ている。
そこではいつくばる人間のやるせなさや苦労が伝わってくるのです。

今西さんの、どこが私は好きなのかな。
もう少し、考えてみようと思います。



さあ、仕事です。
また、がんばろう