むくむく元気が

かかわっているNPOには、地主さんのご厚意でお借りしている山の一角があり、そこをフィールドとして自然に触れる活動をしている。
この連休に、小学生たちが山テントを張り一泊する企画があった。

私は2日目からの手伝い。
5時に起き、6時半には現地へ。
スタッフのIさんが、すでに火を起こしてくれていた。

もう起き出した子どもがちらほら、火のそばでほっこりしている。

「おはよ。」
「おはよう。」

初めて会う女の子たちだったけど、やわらかい表情。昨日楽しかったんだな、と思わせられる様子だ。
火のそばにカリンバが置いてあった。
多分、スタッフMさんの手作りだ。

鳴らし方のわからない子どもらに、教えながら簡単なメロディを弾いてみる。
早朝の山に、火のぱちぱちはぜる音。
そしてやさしいカリンバの響き。

すごくいい時間だった。

そして、昨夜かぼちゃのランタンを作ったらしく、くりぬいた中身でスタッフMさん指導のもと出来あがっていたかぼちゃプリンを、朝食の雑炊のあとで食べた!
お鍋に固めた巨大プリン、伝わるかな?

パカッとひっくり返し、カラメルがあらわれ、一同おお〜〜〜!

お味の方は、もうものすごくおいしかった。


そして、2日目の企画である自然観察会へ。
地域の自然を守る会の方を講師に招き、図鑑を見ながら先生にお聞きしながら山を下り、あぜ道をずっと歩きながら道の小さな花や昆虫を見つけて名前を確かめる。
花や木の実の名前の先生の詳しいことといったら、もうびっくり。

子どももスタッフも一緒になって「あれはなんや?」「これやろか?」と夢中で、図鑑でわからないと「せんせーっ!」とかけつけていた。


これは小さな玉が連なっているきれいな、木の実?
取ってもらった子が、自分の帽子に巻きつけた。
スズメウリというそうだ。



手伝いというよりは、自分が楽しんでしまったようだったけれど、自然のなかで生き返るような、むくむく元気がわいてくるような一日だった。