夏休みの前に

終わった、終わった。
「子どもの生活のなかに  本とのつきあいを〜いろんな感情が生まれる追体験を 本の世界で〜」というテーマでお話をさせていただいた。

1時間20分ほど本を紹介しながら話して、あと30分は質疑応答。最後の10分は落語絵本「犬の目」を読み聞かせして終わった。

本当は時間があれば「きつねのホイティ」をと思っていたのだが、最後の質問に「読んでいるうちにイントネーションが関西弁になってしまうのだが、いいのだろうか。」というものだったので(それに対する私の立場は、その人らしく読んでいたらよい、という意見。大体、私も含めて関西のイントネーションは強いので、よっぽど訓練されてないと標準語にはなり得ないと思う。)「読み方は何でもよいといっても、関西人でよかったな、と思えるのはこんな絵本をよむ時です。」と言って、「犬の目」にしたのだ。

「犬の目」(フェリシモ出版)は上方落語絵本。これは、関西人には読む醍醐味があるのだ。


さっとみなさんに寄ってもらい、読んだ。
みるみる顔つきがほぐれ、笑っていただいて、よかった。


終わって「本って、面白いんですね。」とわざわざ言いに来て下さった方がいて(その言い方が心からというニュアンスだったことが、うれしかった)、それで私の寝不足と奮闘は報われた。

でも、私にとってもあらためて何を大事にして子どもとつきあっているのか、本を通して何を伝えたいのかということを、再認識出来て言葉に出来たのが意味があった。
よい機会を与えてもらい、ありがたいと思った。


でも、これでやっと次の仕事に目を向けられるのも事実。

次はブックトークや〜。
本、読も。探そ。


写真は、うちの図書委員会の本紹介ポスター。
夏休みの貸し出しが始まっていて、掲示板でこれらを見ながらみんな「なあなあ、おもてに貼ってあるやつ。あれ、借りたい。」とか、なんとか言ってます。


私のお気に入りは「学校クエスト」。
これ、なんかインパクトあるでしょ。
なに、どんな話なの?…って感じ。ポスターとしては、成功だよね。