はじまり はじまりィ…
おだやかに過ぎていく年始年末だった。
ひとつは、娘が社会人になり自家用車を持ち、何かと身軽になったのもあるかな。
年末ギリギリまで仕事の夫に代わり、何度となく私を乗せてアッシーをしてくれた。
そして両方の祖父母へと、生きたカニをお土産に買って帰って来た。
私の母とはカニ鍋を、松本の両親とはゆでてお正月にいただいた。
とても新鮮だったので、大好評!
どちらのおじいちゃん、おばあちゃんも、孫がふるまってくれたことに一番喜んでくれた。
「一人前になったね。えらいね。」
とみなに声をかけられて、うれしそうだった。
私は、この年にはこんなことが出来ただろうか。
4人姉妹の3番目だった私は、そう親から見つめすぎられることもなく、それをいいことに自分のことしか考えてなかったように思う。
あまり娘がほめられるので「まあ、もとがかかってるしな。」と、親として返した私なのだが、実は感心している。
おおきなったなァ……。
今日から初出勤。
雪の多い街なので、松本でスノーブーツも買って備えた娘。
元気で、また一年頑張っておくれ。
しかし、松本は寒かった!
風が冷たいのが半端でない。
いまの両親の住まいはマンションなのだが、4階のベランダには風の強い日には洗濯物は干せない。
京都では、ちょっと考えられないことだ。
実は、帰る日に(浴室乾燥使うばかりでは、もったいないな…)と思い、シーツをベランダに干してみたのだ。
お義母さんは「やめたほうがいいよ」と言ったのに。
すると、突風で確かにシーツは数時間でほぼ乾いていたが、物干し竿ごとベランダ内に落ちていた(@_@)
おそるべし、信州の強風。
そして、根雪もあちこちにあった。
京都も底冷えするけど、また寒さが違うよね。
今回のお土産は、はなびら餅にした。
京都だけなのかな?
お正月にいただく和菓子だのだが、ゴボウを白味噌あんでくるんだものをまっしろな求肥で包んだものだ。
このゴボウが、お菓子に合うように上手に味付けしてあるんだなあ。
ひとつで、結構なお値段なのだが(まあ、ケーキよりは安いので考えようだと思うけど)満足度は充分だったよ。
ちなみに、これは仙太郎のものです。
年末のお土産コーナーって、みんな気が大きくなってるよね。
はなびら餅を買いに行った時に、みなそれぞれの店に並んでるわけ。
「おはぎ、6つ、いや8つにして」
「あの、これもうひと箱ふやして」
店員さんは、電卓たたいて計算している。木箱のなかの和菓子がどんどんなくなっていく。
それを見てるうちに、お客さんもあせってくる。
なんだか並んで待ってるうちに、騒がしいはずなのに音がすっと消えて自分のまわりだけシーンとしているようで、一瞬不思議な感覚になった。
おみくじは、小吉。
怒らず、地道にいきなさい、と。
そうでないと道は開けません、と。
確か、去年もそうだったような…。
去年の後半から、もう忙しく怒涛のように過ぎ去ってしまったので、仕事自体は実りがあったけど、ちょっと青息吐息のところもありあかんなあと思っていた。
今年は、多くをせず(したいと思ってもちょっと待って)丁寧にいくのが課題だ。
そして、思考を溜める。
すぐに出さないで、溜めてなみなみとするまで待つ。
言ってても、すぐ走りだしてしまうのだけれど、新年の念頭としてはせめてそう思っていたい。
そうそう。
帰省の帰りの尾張一之宮SAで、楽しいお菓子見つけた!
これ、ぺろペロチョコなんだけど、いいでしょ。
最近、ちょこちょこ更新しそびれるブログなのだが、日々のこと、本と子どもたちのこと、NPOのこと…心の動きの記録と思い、ぼちぼち続けていこうと思う。
もしも楽しんで下さってる方がいるとすれば、どうぞ気長に見守ってください。今年もよろしくお願いします。
「はじまり、はじまりィ…」
おはなし会やお芝居が始まる前に、抑揚をつけてこう言うと、みんな思わずパチパチと拍手する。
また一年がはじまります。