夢のはなし

「図書の時間をおわります。」
あいさつのあと、大あくびしていた女の子がいた。

「Hちゃん、ねむたいの?」
「きのう、めっちゃへんな夢見てん(見たの)。」
「こわい夢?」
「へんな夢。」
「そうなん。」
「ミラクルアイスめっちゃようけ(たくさん)のっててな。」
「全部食べたん?」
「ううん、落ちてしもて、バニラだけがのこってた。」
「ええ〜!!」
「それで、泣いててん(泣いてたの)。」
「そりゃ、疲れる夢やったねえ…。」

それで寝不足だった2年生の女の子でした。

本の話もいいけど、こんな日常のふとした話を聞くの、私は大好きです。