ゆっくりしたら

風邪ひきがうんと悪くもならず、かといって良くもならず、うっとうしかった一週間。
いつもより早く寝たり、葛根湯飲んだりしたけれど、完治はしない。

土曜日は予定はいろいろ立てていたのだが、結局ホットカーペットに毛布をかぶっていたら、起き上がれなかった。
もう、寝た寝た!
これでもかというくらい、寝た。
家を一歩も出ずに、少し読書してものすごく寝た。

いま読んでるのは、宮本輝の「流転の海」。第4部まできた。
これが最初の1・2巻は「どうなっていくんやろか」と緊張感持って読んでたのだが、だんだん先の見えない展開になり、まさしく昨日の昼寝の友にはぴったりの本になったのだ。
のらりくらり進むし、どうなん?と思えば寝たり、主人公熊吾(すごい名前でしょう)の器の大きさにジーンとなると俄然ページが進んだり…若い頃ならおそらく読んでも面白くなかったやろうなと思う。


で、こんな一日を過ごすと、今日はずいぶん楽になっていた。

そうすると、家事への意欲がわいてきて、ずっとしたかった衣服の整理にかかることが出来た。
そして、夕飯もちょっと工夫したメニューにとりかかかろうと思えた。


ゆっくりしたら、元気が回復するだけでなく、他のことへのやる気がわいてくるのだとつくづく思った。

疲れてたんだな、私。


仕事でやらなければならないことは、山のようにあり、そこは全然好転してないのだが、それでもこの2日間ゆっくりしたのは意味があった。


明日から、またがんばっていこう。



今日のおかずのひとつ。
あんかけが好評やったよ。