子どもがえらんだこの本① 2011
あけましておめでとうございます。
年末は、忙しくてちょっとブログも滞りがちでした。
年越しは、いつもの通り信州・松本でゆっくりと過ごしてきました。
京のおせちを少々持ちかえりましたが(栗きんとんだけが私の作。あとは、by母 といういつものお重でございます…)、お目出たいのでいつもくわいを用意するのに、信州人の義父義母にはイマイチ好かれず。私は好物なので、ほとんど独り占め状態でした。
こうなったら、私ばかりが「芽が出る」年に!?
京都では3日に、母も連れて伏見稲荷に初詣に。
お正月しか着ないので、うさぎの柄のものを着つけてもらいました。
3日の午後遅くだというのに、大勢の参拝客でびっくり。
先日のニュースでわかったのですが、伏見稲荷は例年より2万人多かったそうです。
お商売の神様が祭ってあるので、みんな景気がよくなるように来たのでしょうか。
お参りの帰りに、恒例の甘酒を生姜入りで飲んで、「ああ、今年もはじまった」と思った私です。
今年は忙しいなかにも、ゆったり自分をみつめる時間をとりたいと思います。
そして、家のことも、小さなもろもろの課題も、「少しずつ」毎日解決していくこと。これが目標。
ダーっとやっつけでこなし続けていると、ほころびが出てきます。
自分のなかのほころびを素直に認め、出来ることからやっていこう。
そんな風に思う新春です。
そして、楽しいわくわくする気持ちの芽を大切に。
その芽が出たときは、一気にいっちゃう。
それもあっていいか。
それでは、このブログを読んで下さっているみなさま。
今年もよろしくお願いします。
さてさて。
子どもたちがえらんだ「好きな本」。
学年ごとに、感想を見ながらふりかえっていきたいと思う。
1年生のまき。
今年度は1クラスが通常より10名ほど少なく、こじんまりした感じを受けていたが、反面把握しやすく思った以上に図書のルールや仕組みを理解出来ていた。
やっぱり10人の差は大きいな。
子ども各自はそんなに変わらないのだが、全体指導がしやすいということなのだろう。
初めて図書の時間の感想を書いた1年生。
色とりどりの色えんぴつで、好きなお話の主人公を書いたり、お気に入りの本への思いを素直に書いてくれた。
「ワニーニのぼうけん」(tupera tupera 婦人之友社)
★ワニーニがイカのおみせのふくを、ぜんぶきたのに、ワニーニがぜんぶきにいらなかったのでかわいそうでした。やっぱりワニーニは、やっぱりじぶんのしましまもようのふくがすきなんやなってわかってきました。
★ワニーニがぼうけんするのが、どきどきしました。ワニの木がワニー二のかおとそっくりでした。おもしろかったです。大だこもあたまがつるつるでおもしろかったです。
★「ワニーニのぼうけん」がすごくこころにのこっています。あしかショーのところがおもしろかったです。
「八方にらみねこ」(武田英子/作 清水耕蔵/絵 講談社)
★はっぽうにらみねこがねずみをころすのが、すごかったです。いままでよんでた本ばっかりかりたけど、ながい本がだいすきになりました。
★はっぽうにらみねこが、ねずみにかまれてかわいそうでした。
★はじめは、目がきらりとなってなかったけど、だんだんなってきたのがおもしろかったです。
★さいきんでおもしろかったのは、「八ぽうにらみねこ」です。おはなしは、あまりおぼえていませんが、おもしろかったのは、おぼえています。
★「ねこなでーるせんちょう」の、わたしは、このふねでうまれたからこのふねでしぬのだーってゆうところがおもしろかった。
「りんごちゃん」「りんごちゃんとのろいさん」「りんごちゃんのおはな」(角野栄子/作 長崎訓子/絵 ポプラ社)
★りんごちゃんがのろいさんになるところが、おもしろかった。りんごちゃんが、のろいさんをよんだことがおもしろかった。
りんごちゃんがよんだのは、のろいさんでしょう。ほんまにのろいさんがきたし、ちょっとだけこわかったけど、おもしろかった。
のろいさんがりんごちゃんたちをたべよおうってしてた。ちょっとだけこわかった。ほんまにたべるのかなっておもった。
★わたしは先生のこえがにてるとおもったから、りんごちゃんとのろいさんがすきになっちゃった。から、わたしは一かいかりたよ。
★りんごちゃんのにらみがおが、すごくおもしろかったです。おはなが、じぶんでねっこをひっぱているとことかがおもしろかったです。
★お花がにげだすとき、「なんでお花がぬけだすんだろう」とおもいました。ぶたのお花のはなが、ぶたのはなになっていておもしろかったよ。
「りんごちゃん」のしりいずがきにいったよ。
「ラン パン パン」(マギー ダフ/作 アリアンヌ ドウィ、ホセ アルエゴ/絵 評論社)
★とりが、ラッパかなんかでうたいながらやってるところをよんでくれたときに、おもしろいなとおもいました。とりの耳の中に、ねこやさかなや、えだや、そんないろいろなどうぶつや、ものが、耳の中にはいられてもいたくないなんてすごいな、とおもいました。(中略)さいごは、おんなをかえしてもらえてよかったね。と、おもいました。
のろいさんの木にくくりつけられている、りんごちゃんたちを描いたもの。
大きな目のにらみねこの、様々なタッチの絵。
楽しそうな、ワニーニの絵。
トリチピテ号(ワニーニが持ってる船)に乗ってる私も描いてくれた。
1年生の絵は、楽しいなあ!
楽しい本の世界の入り口に立った1年生のみんな。
まだまだあるよ。
3学期も、いっぱい読もうね。
次は2年生に続く。