母の愛より 友だち

「ドロロンがいこちゃん」その後。
4年生に後半を読んだ。
みんなどこまで読んだかよく覚えていた。
がいこに、結構感情移入しているのがよくわかる。
いたずら3人組がむねおをいじめるのが腹が立つらしく、小声で奴らをののしっている。
お母さんの形見のバンダナを取られて、墓場の奥に置かれてしまったむねお。
がいこが暗闇を照らしてやろうと、光線ビームを出そうとすると…すでに光が。どこから?

最後のお言葉が川柳になって、載っていた。
「母の愛は お経より長し」
なるほどねえ。

「わかるかい?」
わかる子と「?」な子と、それぞれだ。でもそれでいいよ。
読み終わったら、「先生、つづきないの?」と言ってきたY君。
「ないなあ。面白かったか?」
「うん。」
「どんなつづきになるやろな。」
「むねおが幽霊になって、がいこと友だちになる。」
「えっ、死んでしまうんかいな。」
「交通事故で死んで…」
そうなんだって。がいこに友だちが出来てほしかったのかな。
Nちゃんは「がいこ、むねおにラブやな!」と手をハートマークにしている。

母の愛より、やっぱり子ども同士に目がいくようです。
私は、川柳結構受けたんだけど、彼らがわかるのはもっともっと先なんだろうな。