「3びきのくま」(ポール・ガルドン/絵 ほるぷ出版)
を1年生に読んでいて。
ポール・ガルドンの描く女の子は、いかにもアメリカンガールで歯がぬけた7、8歳のやんちゃ娘。
3びきのくまの可愛らしさとは違い、傍若無人な振る舞いを繰り返す。
おきまりの話なんだけど、この娘にほとほと愛想がつきたようで、読み終わったら男子が、一言。
「なんて女や。」
きっと、みんなの心の声なのね。
でも、くまたちが家に帰ってきてああだこうだと騒ぎ出し、次第にベッドで寝ている女の子の部屋に近づいていくあたりは、みんな口に手をあて、「あかん、あかん!」「見つかる!」。
緊張が高まるあたりは、さすがの絵本でした。
しかし、相当のワルですな、こいつは。