夢のように

いつも自転車で通り過ぎている道。

前から、このスポットはお気に入りで春じゃなくても、いつも素敵なんだ。
そして、この奥はどうなっているのかなと、いつも思っていた。

先週末にその道を通った時に、桜が満開になり「おいで、おいで」と言われてるような気がした。
自転車を押しながら、通りを渡って奥に入っていったら…。

もう、夢のように美しい世界だった!

風が強い日で、花吹雪が頭の上で舞い…。

思わず、「きれい」と声が出た。


自転車を降りて、ゆっくり歩く時間もない生活って、やっぱりだめだ。

ああ、奥に入っていってよかった
時間を、つくってよかった。

私だけの桜並木のような、贅沢なひとときだった。

送別会の時に、木屋町のライトアップした桜を見たけれど、それはそれで美しかったけれど、今の私には自然に咲くこの桜の方ががぴったりくるんだなあ。