はじめまして 1年生

昨日は着任式と始業式。
久しぶりに会った子どもたちは、背も伸びてなんだか大きいな。

体育館に入る前に一緒になった3年生たち。

「俺のクラスにしょうまって子が入ってくるねん。」
「これで、クラスはしょうまが3人!」
「そうなんや!」

こんな話をしながら、転校生にわくわくしている子どもらの気持ちが伝わってくる。
転校生はランリュックを持って、みんなの前に立つ。
どれだけ緊張するだろう。
毎年、この情景をみるたびに私まで胸がきゅっとする。
それで、同じクラスの子たちが迎えにきてくれて、手をつないで行くのを見てほっとする。

私も紹介されて、みんなの前に立つ。
手をふる低学年たち。
前からだと、みんなの顔がよく見えるな。
今年もよろしく。一年またお願いします。


そして今日は入学式。
今年は少なくて2クラスで50人と少し。

なかなか元気そう。

写真撮影の後で、待ちの時に読み聞かせを毎年担当している。
読んだ本は、「キャベツくん(長 新太)」「風の子しりとり」(とだ こうしろう)「でんしゃえほん」(井上洋介)。
手遊びもやった。

「ずーくぼんじょ ずくぼんじょ
 ずっきんかぶって でてこらさい
 ずくずく」

ずくぼんじょって、つくしんぼのこと。
頭に三角つくって、ちょっとずつちょっとずつ大きくなっていく子どもたち。
ずくずく。
ずくずく。
伸びていく。
最後は手をぴんとのばして、全員すっくと立ったつくしんぼになった。


ゆっくり大きくなっていこうね。
楽しい本と、いっぱい出会おうね。

私たちはこうして、元気に出会えて、いつもどおりに楽しみな明日を待つことが出来る。
一瞬のうちに、命をなくしてしまったたくさんの子どもたちの分も、生きていかなくちゃな。
ふつうの日を、ふつうに、しっかり生きていこう。


はじめまして、一年生。