最後の時間に③

2年生の感想より。

☆2年生のさいごのリンゴちゃんの話がすごくおもしろくてかりたかった。けど、たのしくて、たのしくて、なんかいもよんでもたりません。(女)

☆わたしは、もぐらとのらねこと、こぎつねキッコうんどうかいのまきがおもしろかったです。もぐらとのらねこの、おもしろいところは、おいかけているところがおもしろかったです。こぎつねキッコうんどうかいのまきは、きつねが、こそっと見ているところがおもしろかったです。(女)

☆一年間本をよんでくれてありがとう。
そのなかで、いちばんおもしろかったのは、おしゃぶりがおまもりだったよ。だって、すごくへんだし、あんなに、おっきい、人もおしゃぶりをするっておかしかったよ。またよんでほしいくらい、おもしろいよ。(女)

☆まないたにりょうりをあげるな。だって、ふつうのまないたは、ごはんなんかたべたらびっくりするけど、本だからしょうがないか。けど、こんなまないたがあったらいやだな。(男)

☆八方にらみねこ今もよんでますよ。おもしろいけどかっこいいです。また読んでもいいですか。何かいもよみますね。(男)


「おしゃぶりはおまもり」は、私の大好きなオルレブの作品。「火ようびはシャンプー」を前に紹介したかな。これはおしゃぶりを離せない男の子の話。ライナスの毛布と一緒なんだ。
おもしろいのが、遠方のおじさんが遊びに来た時に、なんとそのおじさんはおしゃぶりのネックレスをしていたわけ。かつて自分がしていた、それを…。当然、男の子とおじさんは意気投合!ところが…。
なんていうお話なのだ。
読んだ時は、オルレブ特集のような感じでひとつずつ読んでいた。
反応としては「火ようび…」ほどはっきり喜ばなかったように思う。
私は、けっこう好きなのだが、その時の子どもらの様子で、小学生におしゃぶりは成長の際に捨てるキーワードとしては、いまいちぴんとこないのかな、と思っていた。

すると、いたんだよね。
この作品がいいって子が。
もうひとり書いていた。

こういうの、すごく面白いと思うんだ。
それぞれに、それぞれの絵本が響く、ってことが。
いいな、と思う。

そして、私はこれからも勇気を持って、いろんな絵本を届けようと思うのだ。