こんなところに

お正月には行けなかったバーゲン。今頃、地下街をぶらぶらしてる私。
そしたら、洋服の横にそっといたうさちゃんに出会いました。
か、かわいい。
このうさちゃん、なんと60%OFFでした。

洋服買わずに、うさちゃんを家に連れ帰りました。
うちのしっかり者うさ子と、ツーショットで記念撮影。




「うさんごろとへんなつき」(せなけいこ/作・絵 PHP研究所)。

十五夜のお月さんが出てきたぞ。
みんなそろって、礼!

絵は、後ろ姿のうさぎたち。
ぴょこんと突っ立った姿から、礼をすると、みんなのお尻も勢ぞろい。まるい尻尾がかわいく並ぶ。
ここがかわいいなあと思い、読む時は必ずここに触れる。
すると、子どもたちも笑う。一緒におじぎし出す子もいる。
そして後ろ姿でも、うさんごろはちゃんとわかる。
ひときわ小ちゃいうさぎ(金太郎さんの腹あてが目印)も目ざとく見つけ、すぐ報告してくれるんだ。

さて、待ちに待ったお月見なのに、なんだかへんなお月さま。
いつものお月さまじゃない!
あれは、誰なんだ?

単純なストーリーなのだが、せなさんのシンプルな絵とやっぱりうさんごろの元気さがいいのかな。
子どもたちをぐいぐいひきつける本だ。

最後に一件落着し、おだんごやジュースでお月見会をするところもいい。
みんなで「かんぱ〜い!」。
あれあれ、ジュース持ってるうさぎばっかりじゃないよ。
よく見たら、にんじん持ってたりお団子持ってたり…。
それにおなかいっぱい食べたみんなは、揃いも揃ってぽこんと出っ腹。チョッキのひももはずしてしまった。
こういうのは、子どもたちがみんな見つけてくれる。

そういう小さい楽しみにあふれた絵本だ。