初めての地
娘の実習先が岡山に決まり、どう考えても通えないので2か月限定の一人暮らしをすることに。
昨年度秋から入居先を探し、契約し、必要最小限のものを揃え、この連休で引越しを済ませた。
大学キャンパスライフが始まるわけではない、仲間がいるわけではない一人の地。緊張した朝を迎えていることだろう。
岡山市は、私は初めて。
大学生の街なんだな、と思った。
引越しを手伝った際に、昼食に「ちゃちゃっと食堂」というお店に入った。「ちゃちゃっと」というのは、「素速くできる食堂」ってとこかな。
京都弁だと、「ちゃっちゃと」って言うけどな。「ちゃっちゃと、つくりますさかいに。」みたいな。
ここがおいしかった。安いし。店の活気もあるし。
それと、今回はこんな日本酒を買ってみたよ。
辛口で、すっきりした味です。
そして、岡山商店街の道にはめ込まれた、かわいい鳥。
私好みでした。
家族ってなんだろう。
時間は過ぎていき、いつもいつも一緒だった頃はもう戻ってこない。
でも、何かあったらかけつけるよ、何かあったら戻って行けるよという安心感があるから、人は巣立っていけるのかな。
「コートニー」(ジョン・バーニンガム/作・絵 ほるぷ出版)。
犬が買いたい子どもたちが最終的に選んだのは、誰も引き取り手のない年より犬のコートニー。
でも、コートニーはすごかった。
お料理や家事、楽器の演奏…なんでも出来た。
子どもたちの親は喜ぶが、どこか都合が悪くなると「血統書が良くないから」と認めない所を探す。
ある日、コートニーは忽然と姿を消す。
でも、子どもたちに危機が訪れた時には…。
コートニーみたいには、なかなかなれないけれど(だって、私にもコートニーがほしいくらいなのに)、いざという時はかっこ悪くても走ってかけつける親でいよう。
息せき切ってかけつけると、問題は解決した後だったとしても。