古本めぐりその後

午前中仕事をしていたのだが、突然空いた午後の時間。
え〜い、行っちゃえ!
今日で最終日の古本市に、ギリギリ駆け込んだ。

児童書は2時で終了らしく、ひもが張られて後片付け体制に入ってる。
今日は大人の本を見たかったので、別によいのだ。ぶらぶら歩く。

浴衣を着た女の子が多い。
あ、そうか。大文字さんなんだ。
古本市のぞいて、大文字さんを見ようという段取りなんだな。
古本市と浴衣って、なんだか合うなあと1人で納得…。

昔話や民話研究の本がたくさんある書店で、足が止まった。
ああ、これ面白いなあ。小松崎進さんの編著だ。「民話と子ども」(鳩の森書房)
1970年発行で790円。で、価格が2000円。
これを逃すと売ってないもんなぁ…。

新潟のおばばの語りを聞き書きして154話集めた「おばばの昔ばなし」(水沢謙一/著 野島出版)1973年発行。これも当時の価格より高い。

「あそび宝鑑」(菅原道彦/著 るいべ社)。
この中に書いているひとりの人を知っていた。
「あれ、Sさん、こんなところに書いてるんや。」
遊びがたくさん伝承されている本。
時代がかった子どもたちの写真が、懐かしい。THE昭和って感じ。

結局買っちゃった。
でも、今日のは、まっとうな古本屋さんでの買い方だなあ。

その後、出町柳まで歩いて名曲喫茶へ。叡電出町柳駅前に昔からある。1階が柳月堂というパン屋さんになっている。
おしゃべり禁止の喫茶店で、BGMにクラシックが流れるのではなく聴くのが主体の喫茶店なのだ。
(おしゃべりしたい人は別の喫茶コーナーがあり、そこからでも音楽は聴こえる)
大音量でクラシックを聴きながら、コーヒーを飲んで読書。
しばしぜいたくな気分を味わい、リフレッシュ。

あ〜、明日からがんばって仕事しよう。















このパンは、柳月堂で売っていた「大文字パン」。
書かれた文字がわかるかな?
火がともる漢字や絵文字だよ。