ありがとう

今日は修了式だった。
職員室に戻ると、1年のもうひとつのクラスから感想用紙をいただいた。
最後の図書の時間が終わってから子どもたちが書いたもので、私が渡した賞状のそれぞれへのコメントの返事のようで、それもまた興味深く読ませてもらった。
(共通の賞状の最後に、ひとりひとりコメントをつけたのだ。1年〜3年まで、図書カード見て200人以上書いたのです)

1年生って、ほんとに前を向いて生きていて、そうだから1年生なんだなと思う。
「37さつよんで、これからはいっぱいいっぱいよみます。
99さつおめざします。これからもがんばってくださいね。おうえんしています。」

お〜、がんばるね。Mちゃん。
賞状に書いた37さつという数を見て、もっと読もうと思ったんだね。


「これから2年生になっても3年生になっても4年生になっても5年生になっても6年生になっても、いっぱいかりるからね。いつも○○先生のことをおもっているよ。」

S君、うれしいな。
6年生まで、ずいぶんあるからいっぱいかりられるよ。
いつもおもっているよ、の言葉に、私の心は暖かくなる。


「いっぱいよんでくれてありがとう。おもしろい本をよんでくれてありがとう。なぞなぞの本をよんでくれてありがとう。すごい本をよんでくれてありがとう。」

H君、「ありがとう」の繰り返しに、陽水の歌を思い出すよ。
私は、こんな「ありがとう」を連発して人に言ってあげたことがあったかな。
H君のやさしい気持ちに、自分をふりかえる。



午後からは、職員作業に図書室整備を入れてもらい、今回は5人の先生たちと新刊書のブッカーかけ。
見本を見せ、やってもらった。
しわが寄った、うまくいかない、とわ〜わ〜言いながら楽しく作業。
でも基本的に、みなさん勤勉で向上心があるので、短時間でうまくなっていった。

ずっとひとりでやってきたが、今の学校はとてもみんな協力的なので、今日の様子などを見ていると、出来はともかく(?)職員で共有することが大事な気がした。
自分のやや職人的な仕事の仕方を反省するひととき…。


明日は、図書ボランティアのみなさんが書棚の整理に来て下さる。