まったりTIME

今月のサニー文庫で。

いい天気だったので、みんなお出かけだったのかな?
まったり少人数の文庫だった。
だから私も、ひたすら「本を読む」ことに没頭。

Tさんの選書はおもしろい。
他の人のこだわりでまとめられた空間は、自分の物差しとはまた違い新鮮なのだ。

くんちゃんシリーズ(ドロシー・マリノ/作 ペンギン社)を読み返したり、「きこりとおおかみ」(福音館書店)の堀内誠一さんの絵の構図に見入ったり。
「すごいな。この絵!」とつぶやいていたら、Tさんが「この絵もおもしろいですよ。」と持ってきてくれたのが、
「お父さんのラッパばなし」(瀬田貞一/作 堀内誠一/絵)。


読み始めたら、瀬田さんの話がおもしろい。
1977年初版。そうだろうなあ…こんな文章、最近の本にはないよねえ。(いまネットで検索したら、福音館文庫としていまも発行されているようだ。大きい版の方がよいと思うけど、今度手に入れよう。)
結局、この本を借りちゃった。

まったりサニー文庫の最後は、「くさをはむ」(おくはらゆめ/作 講談社)の読みきかせと、テーブルシアター「おおきなかぶ」。

「くさをはむ」は人前では初めて読んだけれど、小さい人たちも喜んでいた。お母さんシマウマと子どもシマウマが「く〜さ〜、く〜さ〜」とさけぶところ(草のうた?)が、読んでいて可笑しい。
高見順の「草」(この方でしたよね、伸びられる時 伸びんとす、という詩)を思い出す。

「おおきなかぶ」は以前本を見て作ったもの。
こんな小さい集まりには、とてもよい。
小学校にいると、3〜40人相手になるけれど、本来はやっぱり絵本やシアターは肌で感じるくらいの集まりがよいのだ。
小さな集まりでのあたたかさを実感した後で大型絵本などを見ると、ものすごく乱暴に感じてしまうなあ。

Tさん、私にゆたかな時間をありがとう。
さあ、まったり充電したので、今日は山のような仕事を片付けよう。